VirtualBox+Ubuntuインストール

VirtualBoxのインストール

• Oracle VirtualBoxから VirtualBox 4.1.12 for Windows hosts x86/amd64 をダウンロード & 実行する。
  • https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads
  • 途中でインストールする/しないを聞かれるので, "Oracle Corporation" からのソフトウェアを常に信頼する(A)にチェックを入れてインストール(I)
• その後, VirtualBox 4.1.22 へバージョンアップした.
  ゲストOSのファイルなどはそのまま使うことができた.
  また, ネットワークの設定も変更し直す必要はなかった.

ゲスト OS (Ubuntu 11.10) のインストール

インストールディスクの準備

• 今回はゲストOSとして Ubuntu 11.10 をインストールする
• Ubuntu Japanese Team から Ubuntu Desktop 日本語Remix CDのイメージをとってくる。
  • Ubuntuのダウンロード -> 日本語Remix CDイメージのダウンロード -> ubuntu-ja-11.10-desktop-i386.iso(CDイメージ) をダウンロード
• ネットワーク的に近くのサーバからダウンロードすること.
• CD-RなどにISOイメージを焼いておく
  cf. 仮想ディスクを使う場合は下を参照

仮想環境の準備

• VirtualBox を立ち上げ新規をクリック
• 仮想マシンの名前は ubuntu とする
• いくつか質問されるがデフォルト設定でとりあえずO.K.

OSのインストール

• 仮想環境の準備ができたら, インストールCDをセットして, 起動をクリック
• いくつか質問されるが適切(適当)に答える.

Guest Additions のインストール

• ゲストOSが立ちあがっている状態で, デバイス->Guest Additions のインストール(I)

共有フォルダを利用できるようにする

• ホストOS上で共有するためのフォルダを作っておく.
  たとえば, C:\cygwin\home\ikeda\virtualbox
• VirtualBoxマネージャーの共有フォルダの設定画面を開き, 右側の"+"のマーク (共有フォルダを追加(A)) をクリック
• フォルダのパスを入力し, 自動マウント, 永続化するにチェックを入れる
• ゲストOS上で, マウントポイントを作成し, マウントする.
  ikeda-VirtualBox:~$ mkdir ~/virtualbox
  ikeda-VirtualBox:~$ sudo mount -t vboxsf virtualbox ~/virtualbox
• このままだと, Ubuntuを立ち上げなおすたびにマウントしなおさないといけないので, /etc/rc.local の exit 0 より前につぎの一行を加えておく.
  mount -t vboxsf virtualbox /home/ikeda/virtualbox

ホストOSからパスワードなしで slogin or ssh できるようにする

• 構成
  • ssh サーバ: Ubuntu (VirtualBox のゲストOS)
  • ssh クライアント: Windows Vista (VirtualBox のホストOS)
• VirtualBoxの設定
  • VirtualBoxマネージャーのネットワークの設定を変更(ゲストOSが立ちあがっていない状態で)
  • アダプタ1の割り当てはデフォルトのまま(NAT)
  • アダプタ2の"ネットワークアダプタを有効化(E)"にチェックを入れ, 割り当てを"ホストオンリーアダプタ"とする.
• ゲストOS上で, OpenSSH server を使えるようにする.
  • OpenSSH server のインストール
    ikeda@ikeda-VirtualBox:~$ sudo apt-get install openssh-server
  • /etc/ssh/sshd_config ファイルの編集
    デフォルトではrootでログインできてしまうため, つぎの項目を no にする.
    PermitRootLogin no
  • sshd の再起動
    ikeda@ikeda-VirtualBox:~$ sudo restart ssh
• ホストOS上でSSHの設定を行う.
  • パスワードなしでログインできるようにする.
  • SSH の秘密鍵(client側)と公開鍵(server側)を生成する.
    gauss% ssh-keygen -t rsa
    Generating public/private rsa key pair.
    Enter file in which to save the key (/home/ikeda/.ssh/id_rsa):
    Enter passphrase (empty for no passphrase):
    Enter same passphrase again:
    Your identification has been saved in /home/ikeda/.ssh/id_rsa.
    Your public key has been saved in /home/ikeda/.ssh/id_rsa.pub.
    The key fingerprint is:
    fa:c4:5e:9f:01:ee:f3:bf:6e:dd:2f:a1:e5:62:bf:df ikeda@gauss
    ~/.sshの下に id_rsa(秘密鍵)とid_rsa.pub(公開鍵) ができる.
  • 公開鍵(id_rsa.pub)をサーバの ~/.ssh/authorized_keys の最後に追加

アプリケーションソフトウェアのインストール

• csh. パッケージは csh or tcsh
  ikeda@ikeda-VirtualBox:~$ sudo apt-get install tcsh
• TeX 関係
  cygwin上では苦労したptexや beamer 環境のインストールがつぎの2行で解決!!
  ikeda@ikeda-VirtualBox:~$ sudo apt-get install ptex-bin
  ikeda@ikeda-VirtualBox:~$ sudo apt-get install latex-beamer
  スライドの例をコンパイル・表示できたらとりあえずO.K.
  ps or pdf ファイルのプレビューは evince foo.ps
  
• nkf
  ikeda@ikeda-VirtualBox:~$ sudo apt-get install nkf
  日本語TeXはeucに変換. nkf -e foosjis.tex >foo.tex
  つぎのようなシェルスクリプトを用意しておくと便利かも
  toeuc
  #!/bin/csh
  foreach i ($*)
    if ( -f $i ) then
      nkf -euc $i > /var/tmp/toeuc.$$
      cp /var/tmp/toeuc.$$ $i
      rm -f /var/tmp/toeuc.$$
    endif
  end
  tosjis
  #!/bin/csh
  foreach i ($*)
    if ( -f $i ) then
      nkf -sjis $i > /var/tmp/tosjis.$$
      cp /var/tmp/tosjis.$$ $i
      rm -f /var/tmp/tosjis.$$
    endif
  end

コメント

• 上記のように設定しておくと/home/ikeda/virtualbox 以下はホストOSにあるcygwin上と ゲストOS(Ubuntu)上で同じになります.
• cygwin上では beamer のインストールがたいへん面倒なので, TeX だけはUbuntu上で コンパイルすることにしました.
• cygwinのコマンド /home/ikeda/bin/vmake を作って使っています.
  #!/bin/sh
  mycommand="ssh ikeda-VirtualBox \"LANG=en; cd `pwd`; make;\"" #
  eval $mycommand #
  当然, ikeda-VirtualBox は /etc/hosts -> /cygdrive/c/Windows/System32/drivers/etc/hosts に登録しておかなければなりません.
  ikeda-VirtualBox のIPアドレスは, ゲストOS(Ubuntu)上で
  ikeda@ikeda-VirtualBox:~$ ifconfig -a
  とやると分かります.
• 朝, 大学に来てパソコンを立ち上げたら, VirtualBox上で Ubuntu も立ち上げて, 最小化しておきます.
  あとは, make の代わりに vmake を実行すれば, 環境を意識することなく TeX のコンパイルが可能です.

cf. (準備) DAEMON Tools Lite のインストール

• OSのインストールCDイメージは ISO ファイルで提供されているので, 一般にはCD-R などに一端焼くなどの操作が必要である.
• 研究室にはインストールCDがあるのでそれを利用すること.
• 家庭のパソコンの場合は, 仮想CD/DVDソフトの DAEMON Tools Lite を使うことができる.
  (注) 無料版 DAEMON Tools Lite は家庭での私的な使用に限定されています.
• DAEMON Tools のページから -> DAEMON Tools Lite -> ダウンロード.
• DAEMON Tools Lite v4.45.3 の Download & 実行
• 再起動が必要